関東

浅草の三社祭2015!江戸っ子が、粋でいなせに盛り上がる!

2015/05/25

江戸っ子が、粋でいなせに盛り上がる三社祭は毎年150万人の人出になります。

御輿(みこし)を男衆が粋に担ぎ、姉さんたちの化粧はキリッとしていて格好いいですね!

町内のおそろいの法被(はっぴ)を着た子供たちも粋なお祭りを体感しています。

では、2015年の三社祭の日程と見所と共に、三社祭を楽しんでいただく知識もお伝えしていこうと思います。

三社祭は浅草神社のお祭りです。

浅草神社は、浅草寺の隣にあるんですよ。

浅草神社は、飛鳥時代に檜前(ひのくま)兄弟が漁をしている時に観音像を見つけたことから始まります。

観音様は有識者の土師真土知(はじのなかとも)が自分の家を寺にして祀い、自らは僧となりました。

浅草神社よりも先に浅草寺が始まったのです。

それから時は流れて平安時代、浅草寺を始めた土師真土知の子孫の枕元に観音様がやってきて、お告げがありました。

それは、檜前兄弟と土師真土知の3人を神として祀るように、ということでした。

3人は神として祀られて「三社様」と呼ばれ、浅草神社ができました。

三社祭は、その三社様に浅草をお見せし、奉納するお祭りなのです。

浅草神社のことをちょっとお話した次は、、2015年の三社祭の日程の詳細と見所を紹介していきますね。

まず、2015年の日程は、5月15日(金)~5月17日(日)なんですが、14日にも大事な儀式があります。

スポンサーリンク

2015年三社祭日程

5月14日(木)の日程

午後7時 本社神輿神霊入れの儀(ほんしゃみこしみたまいれのぎ)

浅草神社の3体の神輿に神様に乗ってもらう儀式も見所です。

三社祭の御輿は一の宮、ニの宮、三の宮と呼ばれていて、その神輿に神様の御霊(みたま)を案内するのです。

御霊が御輿に移る邪魔をしないようにと、神事たちはウォー、ウォー、と響き渡る低い声で注意を促し続けます。

神社は御霊の移動する時には灯が消されて闇になります。

30分ほどの、厳かな神事です。

sanjya004

魂振り

御輿を揺らすのは、ただ勢いにまかせているだけではないんですよ。

あえて荒々しく揺らすことで、御輿にお移りいただいた神様の霊威を活発にするのです。

それは、魂振り、と呼ばれていて、神様の力が大きく発揮されれば、大地の作物は豊かに実り、疫病も未然に防がれます。

実はこの魂振り、私達も日常的に行っているんですよ。

いってらっしゃい、で手を振ることなんです。

空気を揺らして神様の力を呼び起こしていて、出かける人に力を与えようとしているんです。

柏手を打つことや神前で鈴を鳴らすこと、これも空気を揺らして神様の力を呼び起こそうとしているんです。

御輿についている鈴も、揺らすことで同じ力を発揮するんでしょうね。

5月15日(金)の日程

午後1時 大行列

お囃子屋台・鳶頭木遣り・白鷺の舞・びんざさら舞の大行列が浅草の町を練り歩く姿は見所が満載です。

お囃子屋台

囃子(はやし)を演奏する屋台が曳かれるんです。

江戸の祭りの基本は五人囃子です。

 

笛1名、太鼓3名、鉦(しょう)を演奏する人1名が乗った屋台も行列に加わります。

ちなみに、鉦というのは打楽器です。

チンドン屋さんが鳴らす「ティン♪ティ♪ティン」という音を出す、平べったい楽器です。

お囃子屋台からきこえる笛の音色が三社祭が始まった!とウキウキさせてくれます♪

13

鳶頭木遣り(とびがしらきやり)

大勢の鳶の人が行列しながら歌う姿が、とてもかっこいいです。

木遣りとは、もともとは神社をつくる神木などの大木を大勢で運ぶ時に、みんなで引きながら歌うものです。

一緒に歌うことで心がひとつになる感じがしますね。

それが同じ木を扱う鳶職の人たちに伝わり、神社や家の骨組ができた時にも歌われるようになりました。

神社や家ができていくことは、めでたいことですので、祭りの祝い唄としても歌われるようになったのです。

木を引くときの歌ですので、山車(だし)を曳く(ひく)ときにも歌ったりします。

白鷺の舞(しらさぎのまい)

東京が誕生して100年になるのを記念して、三社祭で、1968年に初めて奉納されました。

平安装束に白鷺の羽を、頭には白鷺の顔をつけた8人が舞います。

笛や太鼓、鐘の演奏の中で羽根を広げる美しい姿が見所です。

びんざさら舞

びんざらさ舞は浅草の百姓が受け継いできた、五穀豊穣や魔除けを祈る舞で、とっても優雅です。

きらびやかな衣装は上品で、しなやかに、ゆっくりとした動きが神秘の世界に引き込んでくれるのが見所です。

びんざさら、というのはチベットに由来する楽器で、形は南京玉すだれの様な形の木の板をこすって鳴らします。

稲のみのりの時期に稲穂が、こすれる音をイメージしている音で、「ザーっっ」という音です。
それが、風流な笛や太鼓の音と共に神様に奉納されるんです。

三社祭では、びんざらさ舞は、午後2時20分に社殿、午後3時には神楽殿への奉納としても舞が披露されます。


午後3時30分 各町神輿神霊入れの儀(かくちょうみこしみたまいれのぎ)

前日の5月14日に神社の神輿に神様に移っていただきましたが、同じ意味で、今度は浅草の各町内の神輿にも神様に鎮座いただきます。

この神事も浅草神社で行われるのですが、町内の数は44、御輿の数は100体ほどになります。

5月16日(土)の日程

68

午後0時 町内神輿連合渡御(ちょうないみこしれんごうとぎょ)

浅草寺本堂裏広場に44町、100体の神輿が勢ぞろい!

全部の神輿が集まるタイミングはここだけですので、見所です。

浅草神社でのお祓いを受けると自分の町内をくまなく練りあるきます。

神輿に乗った神様に、しっかり町内を見てもらうのが三社祭のもともとの目的でもありますからね。

エイサ!オイサ!の掛け声のなか、ひとつの御輿を100人もの担ぎ手が汗を流しながら揺らし進みます。

お互いに体が密着しながら声を出し、お互いの声でテンションを上げながら進むので、一体感がハンパではありません。

リズムよく御輿を揺らし、300人くらいで担ぎ手を交代しながら大きな足踏みの感じで進みます。

終わった後の宴会、前日よりも打ち解けた仲間達で楽しいんだろうな~、と思います。

御輿

浅草神社の神輿は重量1トンにも及ぶので、担ぎ手の気合の入った姿が見所です。

神輿は、釘をできるだけ使わないで作られているんです。

特に、軸になる部分に釘を使わないことで、古くなったり傷んだところを解体し、再生しやすくなっているんですよ。

伝統の三社祭、担ぎ手も、職人さんたちも、御輿を誇り高く愛情を持って扱います。

御輿の汚れを落とす時は、いきなりゴシゴシ擦ったりしません。

御輿の屋根などには、漆がきれいに塗ってありますが、担いでいる最中に細かい砂がついてしまうことは珍しくありません。

そこを擦ったら大事な御輿にキズがついてしまいますので、まずはハタキでパタパタします。

そのあとに優しくぬれ拭きです。

鳥や鈴などの飾り物も取り外して掃除するんですよ。

飾りといえば、御輿にねじるように付いている飾り紐。

これが雨に濡れた時はカビないように、何カ月もかけて乾かすんですよ。

5月17日(日)の日程

午前6時〜夕方 本社神輿各町渡御(ほんしゃみこしかくちょうとぎょ)

朝6時、神社の1トンの神輿3体が各町内に向けて出発します。

これは、宮出しと呼ばれていて、今回の2015年も三社祭の一番の見所と言ってもいいと思います。

担ぎ手は朝の5時から境内に集まってきます。

  

仲見世は普段でも人がたくさんいて真っすぐは歩けません。

宮出しの時の仲見世は、満員電車のごとく、人がぎゅうぎゅうになって、圧力でお店の壁に(シャッターに)押し付けられるくらいです。

緊張感がハンパではありません。

そして、神輿が神社に戻ってくるのは、おおよそ夜の8時ころになります。

午前11時~午後6時 お祭り広場の開催

雷門通りから馬道通りが歩行者天国になり、お祭り広場といわれます。

たくさんの町内の神輿が練り歩き、今年、2015年も活気に包まれるでしょう。

それぞれの町内の神輿には違いがあるので、それが見所です。

そんななかで、子供たちがご機嫌に演奏している、お囃子屋台もあったりして、かわいいですよ。

見物人も多く、三社祭の期間中、屋台も5月15日(金)~5月17日(日)の日程で出店し、夜の8時ころまでの営業のようです。

53

雷門の提灯も三社祭バージョンに変化しているのも、ちょっとした見所です。

神輿がぶつかってしまうので、三社祭の時は、たたんで短く縮めているんです。

なんといっても通常時は実は高さが3.9mもあるんですよ。

直径も3.3mあって、重さは700kgにもおよぶんですよ。