小児喘息だった管理人の私が、子供の側から小児喘息の発作予防法をお伝えします。
子供は、お母さんに自分の苦しさを細かく具体的に伝えることができませんよね。
私の場合は、部屋のなかにホコリがほんの少しでもあると、すぐに呼吸器官(のど)が反応して細くなり、呼吸が困難になりました。
空気が入ってこないのです。
息ができない時は、細いストローで呼吸している、という感覚でした。
冬に暖かい室内から外に出ると、やはり呼吸器官が冷たく乾いた空気に反応します。
のどが「ゼーゼー、ヒューヒュー」と言いだして息が苦しくなるのです。
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管理人の経験
小学3~4年生の頃が一番小児喘息の発作で苦しかったですね。
一度、母親に看病してもらいながら苦しくて意識を失ったことがありました。
本当は苦しいまま眠っただけかもしれませんが・・・
知らないことが多くて不安が大きかった子供にとってみれば、意識を失った、という記憶として残っているのかもしれません。
そこから成長と共に少しずつ、自分自身の体力が増すにつれて状態は改善されていきました。
苦しい中でも運動の部活(バスケ)もできました。
今になってみると、小児喘息で大変だった子供の頃にもっとできることや、細かい気づかいで発作を予防する方法はたくさんありました。
小児喘息の発作が起きても、最小限に食い止める方法があったのだ、とも思います。
子供の頃の自分には、小児喘息の発作予防法を教えてあげることはできません。
しかしながら、今現在、たいへんな思いをされているお子様には、私の体が体験して学んだことをお伝えすることができます。
小児喘息の発作予防法
発作が起こる時には原因があります。
まずホコリについて、お話を始めさせていただきますね。
小児喘息の発作予防法①ホコリ対策
ホコリが喉の粘膜に付着すると、小児喘息の体は敵の侵入と判断して入り口を狭めます。
呼吸器官を細くして対応するわけですね。
これに対しては部屋のホコリがないように掃除を丁寧にするのが基本ですが・・・
着衣もかなり大きい発作の要因となるのです。
そうです、ホコリの出やすいものは着てはいけないのです。
冬に毛糸のセーターとマフラーで冷えた朝に出かけようものなら、それはもう大ごとです(^^;
セーターとマフラーから毛糸や小さなホコリが出まくるのです。
管理人の私は今でもホコリの出やすいものは着ないようにして予防しています。
●空気清浄機の活用
ホコリやダニなどに気をつけて掃除をしてもらってると思いますが、空気清浄機が子供の寝室にあると、夜も安心ですね。
小児喘息の発作予防法②冷たい空気対策
外気が冷えている時のお出かけは、すぐに外にでると「発作を起こそう!」といっているようなものです。
暖かい季節でも、暖かな空気から、冷たい空気の場所に急に移動すると喉はゼーゼーいって苦しくなりました。
こんな時の発作予防法を覚えておくと、結構楽ですよ。
◆空気をだんだん冷たくしてビックリさせない
まず、外出する暖かい服に着替えて、小児喘息の体が温度差にビックリしないようにしましょう。
そのあとで、窓をあけて部屋の空気をすこし冷たくしましょう。
暖かい空気の呼吸から、冷たい空気の呼吸へと、段階を踏んで移行するのです。
暖かいリビングから暖房のない部屋に移るワンクッションを入れるだけで、子供の体もビックリしません。
これから冷たい空気を吸うんだよ、と体に教えてあげましょう。
◆スポーツ前と同じ準備運動で発作予防
管理人の実体験で、体が温まっていると、冷たい空気がのどに入ってきても発作のレベルは低くなります。
スポーツ前と同じ準備運動をして体を温めると、喘息の発作が予防できるのです。
小児喘息の発作のレベル1といったところでしょうか。
先にお話しした
「意識を失った」がレベル5
「冬の朝の毛糸セーター&マフラー」がレベル3
それくらいのカンジです。
例えば
じ~っと座ってテレビ見ていたところから、急に寒い外にでかけるとします。
すると、体を動かしたことによって心拍数は上がり、呼吸は増えます。
急にたくさんの冷たい空気が入ってくると頭ではわかっていても体はやはりビックリします。
これは、発作の十分な原因となるのです。
窓を開けてちょっと冷やした部屋でトコトコ歩くくらいでも、かんたんな準備運動になります。
子供の発作予防になるのです。
小児喘息の発作予防法③マスクは万能!
マスクをすると、小児喘息の発作予防効果が満載です♪
- ホコリの侵入が防げます!
- 冷えた外気もマスク内で温められます!
- 乾いた外気もマスク内で潤すことができるのです♪
私は今でも体力が落ち気味の日にはマスクで対応しています。
●喉を温める効果もチェック!
管理人は、冬の寒い空気からは喉に冷たい風があたらないようにタオルを巻いてジョギングしたりしています。
もちろん、喉を温めることが目的ですので、巻くのはタオルだけに限りませんよ。
ホコリの出ないものであれば、オシャレもいろいろ楽しめますしね♪
小児喘息の発作予防法④飲み物
私は子供の頃、発作が起こった時は温かい飲み物をゆっくり飲んでいました。
呼吸気管に「もう大丈夫だよ」「安心していいんだよ」
と言い聞かせながら温めてあげるイメージです。
筋トレと一緒ですね。
鍛えたい部分(温めたい部分)を意識するのとしないのでは効果が違います。
そうするとゆっくりと気管が開いてきて呼吸が楽になっていくのです。
私にとって一番相性が良かった飲み物は・・・
熱めのお湯に砂糖をいれたもの
でしたが、これは個人差があるようです。
実際に小児喘息だった人に聞いてみると・・・
ハチミツ湯が良いという人もいれば、ココアが最高♪という人もいます。
体に合ったものを、お子様と楽しみながらいろいろ試してみるといいと思います。