サッカーの試合では、常に
「シュートを狙う!」
という気持ちを持っていなくてはいけません。
得点をつかまないと、勝利することができないからです。
それでは早速、サッカーのシュートの基本となる蹴り方を
- インサイドシュート
- インステップシュート
- アウトサイドシュート
- ボレーシュート
- トーキックのシュート
順でお話していこうと思います。
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シュートの蹴り方①インサイドシュート
サッカーのシュートを、インサイドシュートの蹴り方から見てみましょう。
まずインサイドキックでのシュートの特徴は、次の通りです。
【シュートに向く場所】
ゴールとの距離が近めの場所
【シュートの利点】
正確なコントロールができる
【シュートの難点】
シュートの速度が遅い
【シュートにつかう部分】
足の内側の真ん中の部分
インサイドシュートのフォームを練習しよう!
インサイドキックは、足の内側の真ん中の部分で蹴るキックです。
このキックでは、シュートを正確にコントロールできます。
キーパーの手の届かない場所をしっかりと狙って
「パスする」
という感覚で押し込むイメージでシュートを練習しましょう。
ただしインサイドキックにはシュートの速度がありません。
そこでシュート速度をアップさせる蹴り方のコツを2つお伝えしようと思います。
◆インサイドシュートのコツ①
サッカーのインサイドシュートのコツ、1つ目です。
前傾姿勢を意識したインサイドキックをしましょう。
上半身を上からかぶせるイメージを持つことで、強くボールを押し出すことが可能になるのです。
このためには、軸足の踏み込みも正しい場所にしましょう。
右足でシュートする場合、軸足となる左足の真横にボールがあるときにキックします。
左足がボールよりも後ろにあると、体がのけ反ったシュートになってしまいます。
するとシュートの速度が遅く、さらにはゴールの上までボールが浮いてしまうことも。
◆インサイドシュートのコツ②
インサイドキックでのシュート速度をアップさせるコツ、2つ目です。
この蹴り方は体の回転力をボールに乗せるというものです。
インサイドキックによるシュートは、グラウンダーの(浮いていない)クロスの時に有効です。
※クロス(クロスボール)=ゴール付近の味方に出すパス。センタリングと同じ。
例えばサッカーの試合で、ゴールに向かって走るフォワードがいます。
そこに右からのグラウンダーのクロスがきてシュートチャンス!
この時シュートを狙うフォワードは、ボールに向かって斜め右方向に進路変更。
ボールが近くに来たら、左足を踏み込んで右足でシュートするのですが・・・。
斜め右方向に進んでいたため、体の回転力をシュートに乗せることが可能に。
上半身は右回りにひねり下半身を思いっきり左回りに回転させて、右足でシュート!!
この下半身の回転力をボールに乗せることで、インサイドキックが強いシュートなるのです。
シュートの蹴り方②インステップシュート
サッカーのシュートの蹴り方、2つ目はインステップシュートのフォームを見てみましょう。
インステップシュートの特徴は次の通りです。
【シュートにむく場面】
ゴールから距離が離れている場面
【シュートの利点】
速度が早い強いキックが放てる
【シュートの難点】
コントロールが甘くなりやすい
【シュートにつかう部分】
足の甲
インステップキックでのシュートは、サッカーの試合のシュートで最も多く使われています。
- ドリブルからのシュート
- ミドルシュート
- こぼれ球のシュート
というような場面で使われます。
インステップシュート!速度アップのコツは?
足の甲で蹴るインステップキックでは、サッカーのシュートのなかで最も速度がでます。
このシュート速度をアップするコツは、軸足を強く大股で踏み込むことです。
右足でシュートを打つ場合、軸足となる左足を大きくしっかりと踏み込むのです。
すると右足を強く振り切ることが可能に。
ただし、弾丸シュートを意識しすぎると、体がガチガチになってしまいます。
体の力を抜いてコンパクトに蹴り足を振り抜きましょう。
またボールの中心を足の甲でしっかり捕え、コントロールのブレを防ぎましょう。
シュートの蹴り方③アウトサイドシュート
サッカーのシュートの蹴り方、3種類目はアウトサイドシュートのフォームを見てみましょう。
アウトサイドシュートの特徴は次の通りです。
【シュートにむく場面】
混戦のゴール前、ゴール前に走り込んでパスを受ける場合
【シュートの利点】
シュートモーションが小さいので、相手が予測できない意表をつくシュートを放てる
【シュートの難点】
シュートの速度が遅い
【シュートにつかう部分】
足の外側
アウトサイドシュート!フォームのコツは?
アウトサイドシュートは、蹴り足の外側で押し出すような蹴り方がコツです。
アウトサイドキックは足の振りが小さいキックです。
力強く遠くまでボールを飛ばすことはできませんが、利点があります。
速度が遅いので、サッカーの試合で、遠くからのゴールは見込めません。
その分、ゴール前の混戦の中でディフェンス陣やキーパーのタイミングを外せるというメリットが。
このメリットを活かすコツは、空いているシュートラインをしっかりと狙うことです。
特にキーパーの位置取りをしっかりと確認しましょう。
ゴール前に飛び込んでみよう!
アウトサイドシュートは、サッカーの試合でゴール前に飛び込んだ時にも威力を発揮します。
例えば、ゴール前のスペースに飛び込み、左サイドからのクロスをシュートするとします。
※クロス(クロスボール)=ゴール付近の味方に出すパス。センタリングと同じ。
クロスボールに向かっていったら・・・。
コンパクトな足の振りで、右足外側に当ててシュート!
クロスのスピードが速い場合は、右足を振り切る必要はありません。
右足外側の「面」でボールの進路を変えるだけでキーパーは反応できないのです。
シュートの蹴り方④ボレーシュート
サッカーのシュートの蹴り方、4種類目はボレーシュートのフォームです。
ボレーキックの特徴と、キックに使う足の場所は次の通りです。
【シュートにむく場面】
クロスなどの浮き球の時
【シュートの利点】
強いシュートになる
【シュートの難点】
ボールをしっかりと捕える蹴り方が難しい
【シュートにつかう部分】
足の甲(インステップシュートと同じ)
ボレーシュート!しっかりミートしよう
サッカーの試合でボレーシュートが決まるととっても格好いいです。
華があるシュートです。
ボールをトラップせず、ディフェンスが来る前にボレーシュート!
ボレーシュートで足に当てる場所は、足の甲です。
空中にあるボールの勢いを弾き返す蹴り方で、強いシュートにすることが可能!
ズドーン!
ゴールキーパーの手を弾く弾丸シュートにもってこいです。
ところがボレーシュートは、簡単にミートできるキックではありません。
タイミングが合わないとボテボテのシュートに・・・。
そんな事にならないコツってあるのでしょうか?
◆体を横に倒してボレーシュート
ボレーシュートを放つ場面は、横からのパス(クロス、センタリング)のことが多いですね。
前から来たボールは、ボールのライン上で足を振り抜けば、ボールを簡単に捕えられます。
横から来たボールには、体を横に倒した蹴り方でボレーシュートしてみましょう。
例えば右からクロスが上がってきたら、体を左に倒してボレーシュートするのです。
すると横から来たボールのラインと、キックの足の振りのラインが平行に近くなるのです。
ボールを一点で(ピンポイントで)捕えず、ライン上で捕えましょう。
ボレーシュートのコツ!
ボレーシュートには、大事なコツがあります。
そのコツは下から蹴らないように気をつけることです。
空中にあるボールは、下からすくい上げる蹴り方になりがち。
下から蹴ったボールはサッカーのゴールの上に浮いてしまいます。
体を倒し、足の軌道は水平に蹴り込みましょう。
蹴り足のフォロースルーは、体に巻きつくようにすればOKです。
◆正面からのボレーシュートも同じコツです
自分の正面から向かってくるボールをボレーシュートする時も、蹴り方の角度に気をつけましょう。
やはり下から蹴り上げないように注意するのです。
正面からのボールは、上半身を前傾してボレーシュートです。
すると、ボールの軌道を低く押さえることができるんです。
この場合のフォロースルーは、蹴り足を前に伸ばしていくイメージです。
シュートの蹴り方⑤トーキック
サッカーのシュートの蹴り方、最後はトーキックのフォームを見てみましょう。
トーキックの特徴と、キックに使う足の場所は次の通りです。
【シュートにむく場面】
ゴール前の混戦
【シュートの利点】
キーパーがタイミングを取りづらい
【シュートの難点】
正確なコントロールがつきにくい
【シュートにつかう部分】
つま先
トーキックのシュート!タイミングが読まれにくい
トーキックのシュートの蹴り方は、つま先を使います。
トーキックでのシュートはコントロールが付きにくい反面、大きなメリットがあります。
それはサッカーのキーパーがシュートに反応する前に蹴ってしまえることです。
キーパーがシュートのタイミングを読みづらいシュートなのです。
例えばインサイドシュート(上記の蹴り方①)やインステップシュート(上記の蹴り方②)の場合の蹴り方は、大きなテイクバックが必要です。
※テイクバック=蹴り足を後ろに振りかぶること
この時テイクバックを大きく取っている間に、キーパーは体勢を整えることができます。
シュートに対する準備ができてしまうんですね。
ところがテイクバックを浅く短くできるのがトーキックのシュートのメリットです。
キーパーに「ドリブルでくるかも?」
という意識がある時に、瞬時にトーキックでシュートを打ち終わることが可能になるのです。
サッカープレーの流れの中で突然シュート!
キーパーは反応できませんね。
トーキックのシュートで、相手ゴールのネットを揺らしてしまいましょう。
◆トーキックのシュートのコツ
トーキックのシュートのフォームのコツは、ボールの中心を蹴ることです。
ボールの中心を蹴るのは、他のシュートにも言えることではありますが、トーキックの場合は特に重要です。
なぜならボールの下を蹴る蹴り方では、トーキックは浮いてしまいます。
ところがボールの中心を蹴ることによってライナー性の速いシュートに。
キーパーが反応できなくなるのです。
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