はちみつは、疲労回復に良い食べ物といえます。
はちみつには、200種類もの体を元気にする成分が含まれているのです。
古くは紀元前から薬として大事にされてきたんですよ。
その中でも注目すべきは、胃腸の働きを元気にしてくれる働きです。
胃腸の元気の素となるのです。
後半では、はちみつに生姜を加えたものを紹介します。
美味しいはちみつ生姜は、さらに疲労回復に良い食べ物にパワーアップしているのです♪
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はちみつは疲労回復に良い食べ物
はちみつが疲労回復に良い食べ物であることを具体的にみていきます。
はちみつは、腸内のビフィズス菌に元気を与え、腸内環境を整えてくれます。
胃腸の疲労回復は、そのまま体の疲れ取りでもあります。
はちみつはビフィズス菌を元気にする食べ物
はちみつには胃腸に良いとされる有機酸が含まれています。
はちみつの有機酸の70%はグルコン酸です。
このグルコン酸は、腸内のビフィズス菌を増やしてくれます。
するとビフィズス菌は腸内環境を整えてくれるのです。
腸の運動を助けてくれるので、便秘を防いでくれますし、逆に下痢も防いでくれます。
おまけに胃液を適量に調整してくれて、胃の働きも助けます。
はちみつの主成分が疲労回復に良い
はちみつの主成分には果糖があります。
この果糖とブドウ糖などが集まってできているオリゴ糖は、はちみつのなかで疲労回復にとっても良く貢献しています。
まずこのオリゴ糖、腸内で活躍するビフィズス菌のエサになります。
ビフィズス菌を元気にしてくれるのです。
甘味料として使われるオリゴ糖はカロリーが低いんですよ。
砂糖と比べてみると、はちみつのほうが20%以上も低いカロリーなのです。
しかも、はちみつは砂糖の1.3倍の甘さですからたまりません♪
はちみつで効率よくエネルギーを補給
上でお話したオリゴ糖は、直接的に疲労回復を促すものでもあります。
体に入った栄養素は、通常は消化され分解されてからエネルギーとして使われます。
ところが!
オリゴ糖の成分である果糖はこの消化の過程をとばして直接エネルギーに変わるのです。
これは、果糖がこれ以上分解できない最小単位(単糖といいます)だからなんです。
分解する必要がないのでそのままエネルギーになるのです。
疲れている時にエネルギーがすぐに供給されれば、疲労回復は早いですね。
果糖ははちみつ全体の成分としても40%という大きな割合ですので、重宝します。
はちみつで疲れ知らずに!
はちみつは「摂取後の血糖値の上がり方を緩やかにする食べ物だ」という報告があります。
これは、はちみつの果糖が中性脂肪ではなく、筋肉中のグリコーゲンにサッと変わってくれるからです。
グリコーゲンは、エネルギーが不足した時すぐにこのエネルギーに変わります。
贅肉が少ない、疲労回復が早い体ですね。
また、はちみつには亜鉛と銅が含まれています。
糖亜鉛と銅は、体の代謝を促進して血糖値を下げているという疲労回復に良い面があります。
脳の疲労回復にはちみつを
はちみつの主成分のひとつブドウ糖は脳の疲労回復に効果が高いのです。
じつは脳のご飯はブドウ糖だけなんです。
ブドウ糖がないと脳の働きは低下してしまいます。
ブドウ糖が豊富に含まれるはちみつは、脳の疲労回復に良い食べ物としても役立つのです。
頭を使う仕事をする前に先手を打ってはちみつを摂るのも効果的です。
はちみつ生姜が疲労回復に良い!
ここまで紹介してきたはちみつの疲労回復効果を、ワンランクアップさせましょう。
薄切りにした生姜をはちみつに漬け込むのです。
生姜も疲労回復に良い食べ物です
生姜の疲労回復効果は以下の通りです。
血行と代謝が活発になる
生姜の辛み成分、ショウガオールが体を温めます。
はちみつにもある体の代謝効果との相乗で疲労回復がバッチリです。
整腸作用
生姜の持つ整腸作用も、はちみつのそれと相乗して疲労回復により一層効果を発揮する食べ物になります。
免疫力アップ
生姜は免疫力をアップしてくれます。
生姜が血行を良くし、免疫細胞を適正に働かせてくれるのです。
ここに、はちみつの持つ抗菌・殺菌作用を加えればカゼなどのウイルスへの力がさらにアップ。
カゼの疲労を回復させてくれます。
はちみつ生姜の作り方
はちみつの疲労回復効果をさらにアップする食べ物、はちみつ生姜の作り方です。
◆材料
- 生姜・・・150g
- はちみつ・200g
◆作り方
- 生姜をきれいに洗う
- 生姜を薄切りにする
- はちみつを入れた瓶に薄切り生姜を入れて漬け込む
これでOKです♪
簡単ですね。
24時間くらいで、はちみつの糖分が生姜にしっかり浸み込みます。
生姜の成分も、はちみつにしっかりと溶け出てきます。
はちみつの風味はスッキリとし、生姜の辛さは丸みをおびた旨みに変わります。
この疲労回復に良い食べ物、はちみつ生姜の保存は冷蔵庫で2週間ほど持ちます。
紅茶にいれて飲むのがオススメです。
お茶うけに、漬け込んだ生姜のスライスも加えて疲労回復を♪
炭酸水にいれても美味しいです。
ちなみに、はちみつの1日の摂取量は大さじ1杯程度(15㎖)が適量です。
生姜の水分が含まれるはちみつ生姜であれば、大さじ1杯半くらいがちょうどいいと思います。