2019年のワールドカップ日本開催に向け、日本代表の活躍が期待されるラグビー。
このラグビー、観戦するだけなら基本ルールを知っておくだけで十分楽しめます。
というかエキサイトできると言ったほうがいいかもしれません。
先日、私も日本のラグビーリーグであるトップリーグの試合を観戦しに行きました。
重量級の選手たちが、グラウンドを縦横無尽に走り回っていました。
選手たちが肩を組み合って相手と押し合うスクラムも圧巻でした。
体重100㎏を超える選手たちが躍動し、タックルで相手を倒します。
観ているこちらもアドレナリン出まくりです。
- ラグビーのルールを簡単解説
- 点数のルール
- 覚えておきたいルール
の順に解説していこうと思います。
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ラグビーのルールを簡単解説
ラグビーのルールを簡単に解説していきます。
- 人数は1チーム15名
- 試合時間は40分ハーフの80分
- ラグビーは楕円形のボールを使っておこなう球技
◆パスの方法
ラグビーではボールを投げて味方にパスすることができます。
しかし前方にパスするのはスローフォワードと呼ばれる反則です。
ここがアメフトとの絶対的な違いですね。
◆ボールの保持
ラグビーでは保持しているボールを前に落としてしまった時は、ノックオンという反則をとられます。
前方にパスしたのと同じ扱いですね。
こんな場合も自分の前にボールを落とせば反則です。
- 体に一瞬当たっただけ
- パスなどのボールを取り損ねた
◆敵陣へ進む手段
ラグビーで前方の敵陣へボールを持ち込む手段は2つあります。
- ボールを持って走る
- ボールを前方に蹴る
ということです。
ちなみに、前方の味方にパスする目的でボールを蹴ることはできません。
ですので前方に蹴ったボールは、蹴った本人とその後ろにいた選手達が必死で追いかけるのです。
◆タックルのルール
守備では相手チームのボール保持者をつかんで倒し、浸入を防ぐことができます。
これがタックルと呼ばれています。
ラグビーでのタックルのルールは
- ボールを持っていない選手にタックルしてはいけない
- タックルされた選手はすぐにボールを離さないといけない
- タックルされた選手は倒されたままプレーしてはいけない
タックルされた場合は、起き上がってからプレーに戻れるのです。
点数のルール
ラグビーのルールを、大まかに簡単な解説をさせていただきました。
次は、ラグビーの点数方式をお話ししていきます。
点数を得るには
- 敵陣の奥にボールをおく
- ボールをキックしてゴールする
という方法があります。
まず、初めに敵陣の奥にボールをおく得点方法ついての解説です。
トライのルール
トライとは、敵陣の奥のゴールラインを越えたゾーンにボールを置くことです。
このゾーンはインゴールと呼ばれています。
点数は5点をもらえます。
ラグビーの得点の中で一番高い点数です。
◆ポイント
プレーヤーは、できるだけ真ん中の位置にトライをしようとします。
それは、次にでてくるキックの得点に関係しています。
キックのルール
ラグビーでもボールをキックして得点することもできます。
この点数は、サッカーと同じでゴールとよばれます。
得点になるには、ゴールラインに設置されたゴールポストの間をボールが通過すればいいのです。
ただし、高さ3.05mのクロスバーの上を通らなければいけません。
ちなみに、この高さはバスケのゴールと同じなんですよ。
ゴールには3つの種類があります。
◆トライのあとのボーナスキック
先程解説した、トライで得点をあげるとボーナスキックができるんです。
点数は2点。
ここでは、ボールをグラウンドに置いてゴールを狙います。
このボールの置き場所には制約があるんです。
トライをした場所からタッチラインと平行に伸ばしたライン上で蹴らなければいけないんです。
真ん中にトライした場合は、2本のゴールポストの間隔は5.6mあるので簡単に得点できます。
ところが、トライした場所が左右の端っこの場合はゴールでの得点が厳しくなりますね。
ですので選手たちはできるだけ真ん中にトライしようとするんです。
ラグビーの試合では敵陣のインゴール到達後も、さらに真ん中を目指して走る選手の姿があります。
◆ドロップゴール
次はドロップゴールの解説です。
試合が動いている時にボール保持者がキックでゴールを狙います。
このルールはドロップゴールと呼ばれます。
ボールを地面にワンバウンドさせたところをキックするのです。
このゴールの点数は3点です。
◆ペナルティゴール
相手に反則された時にゴールを狙えるルールがあります。
これは、反則のあった場所にボールをおいてゴールを狙うことができるのです。
ペナルティゴールといって、点数は3点です。
ペナルティゴールができる場合は、ゴールを狙う以外にも選択権があります。
- 自分のチームボールでのスクラムを組む
- タッチキック
です。
ここで新しい言葉が2つ出てきました。
ラグビーでは重要なキーワードです。
このスクラム・タッチキックという言葉を順に解説していきますね。
覚えておきたいルール
スクラム・タッチキック・ラインアウトのルールについてお話します。
スクラムのルール
スクラムのルールの解説です。
まずラグビーは1チーム15人。
そのうちの体の大きな選手たち8人はフォワードと呼ばれるポジションです。
フォワードの8人もそれぞれのポジション名がありますが、ここでは割愛します。
このフォワードの8人が肩を組み合って相手チームのフォワードと押し合います。
これがスクラムといわれるものです。
ざっくりいうと最前列が3名、2列名が4名、最後尾の3列目が1名で組まれます。
そしてスクラムを組んで押し合いをする中にボールが投入されます。
反則を受けた側のチームメイトが、自分のチームのフォワード側にボールを投げ入れるのです。
投入されたボールはフォワードが足で後ろにまで運び、控えるチームメイトが取り上げて攻撃を始めます。
このボールを取り上げるポジションはバックスと呼ばれ、足の速いプレーヤー達です。
タッチキックのルール
ここからはタッチキックのルールの解説です。
サッカーと比べることでルールを知るのが簡単になるのでは、と思います。
◆サッカーと同じルール
タッチキックは、グラウンドの左右に設けられたタッチラインの外をめがけて蹴られるものです。
タッチラインをボールが超えたところからプレーが再開されるのです。
基本的には、ボールを蹴りだしていないチームがボールを保持します。
相手ボールになっても、攻め込まれているポジションの回復を優先するプレーです。
サッカーと同じですね。
◆サッカーと違うルール その1
タッチキックでポジション回復をねらっても
22mラインよりも相手側で蹴った
なおかつ
ボールがノーバウンドでタッチラインを越えた
という条件がそろうと・・・
ラグビーではボールを蹴った場所と同じ位置のタッチラインからのプレー再開となります。
◆サッカーと違うルール その2
先にお話したペナルティゴールの権利を持つチームがタッチキックを選択した場合です。
この場合、蹴りだしたチームのボールとなってプレーが再開されるのです。
そしてプレーの再開方法は、ラグビー独特のラインアウトというものです。
ラインアウトのルール
ラグビーでのラインアウトのルール解説です。
まず、互いのチームのフォワードがタッチラインに垂直の列をつくります。
その間に、ボールの保持権を持ったチームがボールを空中高く投げ入れるのです。
フォワード陣はそのボールをジャンプして取るのです。
ボールを投げ入れる選手は、味方のフォワードがボールを取りやすくするためにサインを出します。
ですので多くの場合、ボールを投げ入れたチームがボールを取りプレーが始まります。
◆ラインアウトが行われる場面はいつ?
ラインアウトが行われるのは
- タッチキックでボールが外に蹴りだされた時
- 選手がボールを持ったままタッチラインの外に出た時
といったように、ボールがタッチラインの外に出た時です。
おわりに
試合中は闘志むき出しの選手たち。
彼らは終了後には優しい力持ちという感じに変わります。
日本のラグビーリーグのトップリーグを家族で観戦した私。
選手たちは、終了後にラグビーボールを観客席にいくつも投げ入れてくれていました。
私もあと少しで手が届きそうだったんですが、ボールを取ることはできませんでした。
・・・ざんねん^_^;