ノロウイルスなどに感染した時の消毒方法をご紹介します。
感染性胃腸炎の一種
ノロウイルスやロタウイルス
ノロウイルスは老若男女問わず感染。
家族の誰かが感染した場合、家の中をしっかり消毒しないと二次感染として家族中に感染してしまいます。
ロタウイルスは5歳までには感染します。
大人は小さい頃に感染しており免疫を持っていますが、しっかり消毒をしておかないと子供が繰り返し感染することも。
我が家は、息子が保育園に入園してすぐに感染しました。
保育園から帰宅後、いつもと変わらずにお風呂と夕飯を済ませ、少し遊んで歯磨きしておやすみなさい。
と普段通りに過ごしたはずが
・・・数時間後に布団の上で突然嘔吐が始まりました。
当時2歳
我慢なんてできないので、数時間布団の至る所で嘔吐していました。
その時、消毒や処理方法を知らずにパニックになりました。
我が家の実体験も含め、ノロウイルスやロタウイルスに感染した場合の消毒方法をご紹介します。
ノロウイルスなどにはアルコール消毒は効果がありません。
効果があるのは
熱湯消毒→85度以上を1分以上
次亜塩素酸消毒
になります。
- 消毒に必要なもの
- 消毒液は何を使う?
- 処理と消毒方法は?
の順でお届けします。
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消毒に必要なもの
まずはノロウイルスなどを消毒するのに必要なものをご紹介します。
ある程度は、ウイルスが流行る前に揃えておきましょう。
消毒液に関しての詳細は後ほど記載します。
◆必要なもの
- 消毒液
- 使い捨てマスク
- 使い捨て手袋
- 使い捨てエプロンor大きいビニール袋
- ビニール袋
- ペーパータオルorトイレットペーパー
- チラシor新聞紙
- 小さい子には紙おむつ
◆熱湯消毒の場合
- 煮沸用鍋
◆あったら助かるもの
- タライorバケツ
- スチームアイロン
消毒の際、二次感染防止のため使い捨てマスクと使い捨て手袋を忘れずに使いましょう。
衣類にウイルスが付着しないように、あれば使い捨てエプロンを着用します。
なければ大きいビニール袋に頭と手を通す穴を開け着てしまいましょう。
拭きとりは使い捨てできるペーパータオルやトイレットペーパーを。
小さい子供が感染した場合、おむつが外れていてもトイレに行くのは大変です。
紙おむつを履かせてあげましょう。
おむつの処理をする時、下にチラシや新聞紙を敷くと、まとめて処分できるので楽です。
一度使用したものは基本捨てるためにビニール袋へ入れて密閉しましょう。
熱湯消毒の場合は鍋でグツグツ煮ます。
つけ置き用にタライやバケツ。
スチームアイロンは熱で消毒できるので便利です。
消毒液は何を使う?
ノロウイルスなどの消毒は先ほどもお伝えした通り
アルコール消毒はききません!
次亜塩素酸消毒液か熱湯消毒が有効です。
次亜塩素酸消毒液は自宅で作れますので、急に必要な時は手作りしましょう。
次亜塩素酸消毒液の作り方
市販されている塩素系漂白剤には、次亜塩素酸ナトリウムが約5%含まれています。
ハイター・キッチンハイター・ブリーチが代表的です。
こちらを使って作ります。
◆用意するもの
- 塩素系漂白剤
- 水
- スプレーボトルまたは500mlペットボトル容器
◆作り方
使用用途により希釈が違いますが、作り方の基本は一緒です。
作り方は
容器に塩素系漂白剤と水を入れてよく混ぜれば出来上がり
希釈倍率
(次亜塩素酸ナトリウム濃度約5%の場合)
嘔吐物やおむつの処理→50倍
家の消毒→250倍
※500mlペットボトルは、蓋の8分目で約5mlです。
これで、消毒液が出来上がりました。
ただハイター・キッチンハイター・ブリーチで作ると臭いがキツイんです・・・
子供が嘔吐した布団にスプレーすると刺激臭がします。
そんな時!
見つけたのが無臭で安全な次亜塩素酸消毒液です。
我が家は、手作り次亜塩素酸消毒液は緊急時に使用して、翌日からは市販の無臭タイプを使用しました。
市販の次亜塩素酸消毒液
現在、ドラックストアなどでも次亜塩素酸消毒液は売られていますが、おすすめは無味無臭で安全に安心して使用できるタイプです。
小さい子供がいても安心して使えます。
◆おすすめ次亜塩素酸
こちらは厚生労働省が認可した次亜塩素酸水です。
空気清浄機に入れて使用できるので、簡単に部屋全体を消毒できます。
※容量を守りましょう。
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処理と消毒方法は?
処理を行う時は使い捨てマスク・使い捨て手袋・使い捨てエプロン(ビニール袋をかぶる)は必ず着用しましょう。
【注意】
乾燥するとウイルスが飛沫して吸い込み二次感染してしまいます。
汚物処理は必ず乾燥前に行いましょう。
嘔吐物・布おむつの処理と消毒方法
汚物を入れるゴミ用と洗濯物を運ぶ用のビニール袋を用意します。
初めにビニール袋に消毒液をスプレーしておきます。
おむつを交換するときは下にチラシや新聞紙を敷きましょう。
ペーパータオルなどで嘔吐物や便を拭き取り、ゴミ用ビニール袋に入れて密閉します。
嘔吐物や便が付着した衣類やリネン類をビニール袋に入れて運びます。
まずは洗剤を入れた水の中で、飛び散らないよう気をつけながらもみ洗いします。
その後、熱湯消毒か次亜塩素酸消毒を行ってから洗濯をします。
◆熱湯消毒方法
煮沸消毒または、85度以上の熱湯を1分以上かけます。
しぶきや蒸気の吸い込みなどに注意してください。
その後、汚染されていないものと分けて洗濯をします。
◆次亜塩素酸消毒方法
次亜塩素酸消毒液に10分以上つけ置きします。
その後、汚染されていないものと分けて洗濯をします。
※色落ちや生地が傷む可能性があります。
紙おむつ交換方法
オムツを卒業した子や布おむつで子育てをされている方も、ノロウイルスなど感染の時は少しでも楽に処理を行えるため、紙おむつをおススメします。
初めにゴミ用ビニール袋に消毒液をスプレーしましょう。
紙おむつを処理する場所にチラシや新聞紙を敷き、汚物が飛び散らないようにします。
その上に子供を寝かせます。
新聞紙などが無い場合は、やり辛いかもしれませんがビニール袋を敷きます。
飛び散らないように気をつけながら、おむつを交換しビニール袋に使用済みおむつと下に敷いたチラシなどを一緒に入れ密封します。
※処理後は念のため、次亜塩素酸消毒液を空中噴射しておくと安心ですが、お子様にかからないように注意をしましょう。
洗えない寝具などの消毒方法
布団や絨毯など洗濯ができないものは熱消毒をしましょう。
ここでアイロンの登場です。
嘔吐物を取り除いた後、スチームアイロンを高温で1分以上しっかりとかけます。
スチームアイロンが無い場合、普通のアイロンでも効果があります。
家の中の消毒方法
台所やトイレ、お風呂などウイルスが付着していそうな場所に、次亜塩素酸消毒液を吹きかけます。
拭き取れる場所は、ペーパータオルなどで拭き取りゴミ用ビニール袋に密閉しましょう。
二次感染防止のために、処理後はきちんとした手洗いを30秒以上かけて行います。
ノロウイルスは予防対策をすれば怖くない!
にて手洗い方法を動画で紹介しています。
ノロウイルスやロタウイルスのように二次感染被害の可能性があるウイルスは消毒が重要です。
家族全員が感染なんていったら、トイレが1個や2個あっても足りません・・・
本当に辛いものです。
二次感染防止のため、消毒方法をマスターして被害を最小限におさえましょう。
細かく書きましたが、やることは単純です。
- 処理する人が感染しないように使い捨てのものを使う
- 飛び散らないようにする
- 捨てられるものを使って処理をする
- 捨てられるものは一度使ったら捨てる
- 消毒をする
そんな流れです。
二次感染を防ぎましょう。