スポーツ店に行くと、たくさんの種類のシューズが並んでいますね。
そのなかから、自分に合ったマラソンのためのシューズを選んで、充実のランニングライフを得ましょう!
それではマラソンのシューズ購入時の選び方や、練習から保管までのシューズの使い方、寿命についてお話していきたいと思います。
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選び方
選び方① 底の厚さ
シューズの選び方として、まず、ソールの厚さに注目しましょう。
ソールと呼ばれているのは、シューズの底の部分です。
このソールの厚さの違いに、シューズの目的の違いが表れています。
◆ソールが厚いもの
ゆっくり、じっくり、と走るための、硬い手触りのものです。
重さはありますが、安定性と、着地の衝撃吸収性に優れます。
スピードは出ませんので、マラソンレース用には向かない、ジョギング用のシューズです。
ランニング初心者の選び方としては、まずはこのシューズで、走ることを体に習慣づけていきましょう。
走ることを習慣にしながら、フォームを固めていくという使い方がオススメです。
◆ソールが薄いもの
早いスピードで走るための、柔らかな触り心地のものです。
軽く、地面からの反発性が高いので、スイスイと速く走れる半面、安定感が少なく、着地の衝撃が足に負荷をかけます。
マラソンレースなどの、スピードを出して走る場合でのシューズです。
走ることに慣れておらず、脚にまだ筋力がついていない場合には、故障の原因にもなってしまいます。
◆ソールが普通の厚さ
ソールが厚いものと、薄いものとの中間で、走ることに慣れてきたランナーが、ストレスなく履けるものです。
ソールが厚いシューズで走っていて、体の体重が絞り込めてきたら履きましょう。
重くなく、反発性や安定性、着地の衝撃吸収性も十分感じられるハズです。
選び方② 横幅
マラソンのためのシューズを購入する時の選び方は、まず自分の足裏の長さにフィットするものを探すと思います。
もう一つ、ご自身の足の横幅(足囲)にも合っているものを選びましょう。
まず、購入するシューズの長さの選び方です。
シューズのインソール(中敷き)を取り出して、踵を合わせましょう。
そこで足先に5~10mmの余裕があるものが、ちょうどいいですね。
次のサイズの選び方は、横幅のチェックです。
ご自分の足の横幅(足囲)は靴の販売店で測ってもらい、知っておきましょう。
同じ長さのシューズでも、横幅(足囲)が何種類か用意されていることも多いです。
使い方
マラソンのためのシューズの選び方の次は、購入後の使い方についてです。
清潔な状態で、寿命を長持ちさせる使い方を一緒に見ていきたいと思います。
使い方① 洗う?
日々の練習では、たくさんの汗や雨などで汚れが増えてきますね。
臭いも気になりますし、そのまま放置すると衛生的にもカビが心配です。
そんな心配がないように、マラソンのシューズは洗いましょう。
まず、靴の専用洗剤がありますので用意しましょう。
家庭にある中性洗剤でも大丈夫です♪
次に靴紐やインソール(中敷き)を外したら、水に浸け置きして、ふやかしましょう。
熱湯ではシューズに刺激が強すぎますので、ぬるま湯くらいがおススメですね。
ふやけて落ちやすくなった汚れは、ブラシで軽く押し当てるイメージで落としましょう。
汚れと洗剤を水で洗い流したら、日影に干しましょう。
直射日光やドライヤーは、一気にシューズの寿命を縮める原因となりますので、避けましょう。
干す時には、シューズのなかに紙か布をいれて、シューズの変形を防ぎましょう。
使い方② インソール
インソール(中敷き)は、ランニング時にシューズと足とにかかる衝撃の接点となります。
インソールがないと、地面に足が着地した時の衝撃が足(特に膝)に伝わりやすくなります。
足に対する負担も増えてしまいますし、シューズの中での足の滑りも起こります。
市販のものに比べて、オーダーメードであればマラソンのシューズと足との一体感が向上します。
足元が安定するインソールの使い方によって、ランニング時に無駄な力を使わないで済むようになります。
使い方③ 長持ちのコツ
アウトソール(シューズ底部)や、ミッドソール(アウトソールの上)にかかる負担を減らす使い方をしましょう。
それが、シューズの寿命を長持ちさせるコツです。
▶アウトソール
マラソンシューズは、走る時だけのものと使い方を決めることです。
マラソンシューズは、徒歩で使用すると、踵の部分からの着地が増えて、すり減りが早くなります。
レース参加のためにマラソンシューズで市街地を歩くなど、移動するのはおススメできません。
マラソンシューズは、レース会場まで荷物として持っていきましょう。
▶ミッドソール
ミッドソールに入っている、気泡のある素材は、一度練習に使うとクッション性能が落ちます。
クッション性能が元に戻るまでは、1~2日かかります。
毎日同じシューズを使用する、という使い方ですと、クッション性能の劣化がスピードアップしてしまいます。
クッションが弱くなると、足の着地時の衝撃が、膝を直撃するようになってしまいます。
ですので、2日以上連続で練習する計画があれば、2足のシューズを交互に使いましょう。
そうやって、シューズが回復するのを待ってからの使い方をした方が、長持ちにつながるのです。
▶Point
その他にも、練習後にはインソール(中敷き)を外して陰干しをして、湿気を飛ばすことがマラソンシューズの寿命を長持ちさせるコツです。
使い方④ 買い替え時(寿命)
マラソンのシューズの寿命は使い方(走り方)やシューズの種類にもよりますが、一般的には600kmといわれています。
長く使う、という方で800km程度ですね。
◆寿命のサイン
シューズの寿命がきた時のサインについてお話します。
シューズ底のソールのなかで、一番底部で地面と接地する部分はアウトソールと呼ばれています。
そして、アウトソールの上の部分がミッドソールと呼ばれているんです。
ミッドソールには、気泡のある素材でクッション性があるんですが・・・
アウトソールが磨り減ってきて、ミッドソールが見え始めた頃が寿命になるのです。
ミッドソールの気泡も潰れてきているので、クッション性も低下してきています。
そんな状態の、寿命がくる目安が大体600km、長い人で800km、ということなんです。