マラソンのレースでは風対策を準備しておきましょう。
天候の変化はつきものです。
特に、河川敷のマラソン大会では風は吹き続けるものと思って対策があったほうがいいでしょうね。
今回はマラソンの風対策をレース当日のウエアから走り方、考え方までお話させていただきます。
では、まずはマラソン大会当日のウエアでの風対策からいってみましょう♪
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ウエアで風対策!
ウエアでのマラソンの風対策について、風よけや体温調整、サングラスについて見ていきましょう。
ウエアで風対策
初めにウエアでの風対策をご紹介します。
◆ウエアで風よけ
ウインドブレーカーは、風をもろに受けてしまって大きく影響を受けてしまいます。
極端に言うとダボダボな服は強風の時のマラソンでは、凧とおなじで風に飛ばされてしまいます。
風対策には、ぴっちりとしたタイトなウエアを着用しましょう。
風の抵抗を一気に減らすことができますね。
◆ウエアで体温調整
風は体温を奪っていきます。
手袋やタイツ、ネックウォーマーやアームウォーマーで体を隠して体温調整です。
肌があまり風に当たらないようにするということです。
ネックウォーマーは結構体感温度を上げてくれます。
口のあたりまで守れますしね。
◆速乾性のウエアを着用
マラソンの風は、実は追い風の時も対策が必要なんです。
外気が無風のとき、実質的には体には向かい風があたります。
そして、追い風が走る速さと同じ時は実質的には体に風はあたらないということです。
風があたらないとどうなるか?
汗が乾きづらく冷えにつながるんですね。
そこで効果を発揮するのが速乾性のウエアを身につけること。
特にレース後半でパフォーマンスが落ちると、体温も下がってきます。
そんな時にも力になってくれるんです。
サングラスで目を保護
風が吹くマラソンで、目を保護する対策がないと結構な疲労になってしまいます。
そこで、サングラスの装着でリスク回避です。
その効果は・・・
◆空中に待ったホコリや砂から目をガード
海岸線も砂や土が多く舞っていますので要注意です。
コンタクトレンズの方も、海沿いのコースをサングラスで練習すれば快適さを比較できますね。
◆花粉の浸入を防ぐ
◆目を細めなくて良いので疲れない
ということがあります。
サングラスで視界が暗くなるのが合わない方は、透明なものを用意しましょう。
走り方で風対策
マラソンの風対策、ウエアの次は走り方に入っていきます。
こちらも要チェックです!
前傾姿勢で走る
向かい風に対して体を前傾姿勢にして進みます。
ポイントは背筋をしっかり伸ばすことです。
足先から頭まで体にまっすぐな一本の軸を意識して、それが曲がらないようにして走るのです。
腰が曲がらないようにすることで、向かい風を抱え込まないようにします。
風に体を預けながら、その風はしっかり体の後ろに流していくイメージです。
ピッチ走法
向かい風の時、体には後方にあおる風力が伝わってきます。
この時両足が地面から離れている時間が長いと、体は後ろに吹き飛ばされてしまいます。
推進力の大きなロスですね。
そこで、ピッチ走法で風対策をしましょう。
歩幅を短くして走り、体が空中にいる時間を短くするのです。
エネルギーを有効に使えますね。
風に対する考え方
ウエアや体の使い方以外でも、マラソンの風対策はありました。
まずは走るポジションからお話ししたいと思います。
集団の後方を走る
風の吹く日のマラソンは、前を走る人の後ろにポジションをとって走るのが得策です。
前を走る人を風よけに使うのです。
「でも、前を走っている人に嫌がられるから・・・」
そうですよね。
そこで活用するのがペースメーカー
ペースメーカーは後ろにつかれるのが役目の人なので、周りには集団ができます。
ペースメーカーの集団では、他のランナーの後ろを走っても、嫌がられません。
また、大きな大会ではペースメーカーなしでも大きな集団ができやすいです。
そこを見つけたらいいポジションを確保しましょう。
予定タイムの変更
風のあるマラソンレースでは、無理に予定していたタイムで走らないようにしましょう。
優先するのは体のエネルギー配分です。
特に前半に風に対抗してしまうと、後半に足が止まってしまいます。
もともと、序盤はテンションが上がっていてオーバーペースになりがちです。
風の強い日にはスタート前から「無理をしない」と自分に言い聞かせましょう。
風対策をトレーニング時から
さいごに、普段のトレーニング時からできるマラソンの風対策です。
強烈な風の時には別ですが、いろいろな天候でのランニング経験を積んでいただきたいのです。
風の日にピッチ走法を試してみるのもいいでしょう。
向かい風から追い風に変わった時のシュミレーションをするのもアリです。
前半は向かい風の河川敷を走ってみて
後半は追い風側に戻るルート
がオススメです。
このシュミレーション、後半の追い風になった直後がポイントです。
ランニングのペースを急に上げすぎると、それも体への負担になってしまいます。
ご自分で他にもいろいろ試してみてくださいね。
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