ハーフマラソンの練習をしてサブ2のタイムを出しましょう。
サブ2とは、ハーフマラソンで2時間切りのタイムを出すことです。
サブ2を達成できればハーフマラソンで一人前、そんなイメージです。
ハーフマラソンの距離は、42.195kmのマラソンの半分ですので21.0975kmです。
この21.0975㎞を走り切るため、どういった練習をすればいいのでしょうか。
それでは早速、ハーフマラソンでサブ2を目指す練習を見ていきたいと思います。
ハーフマラソンの初心者は、まず長距離を走るスタミナ作りからです。
- サブ2の練習はスタミナ作りから!
- サブ2のペースで練習をしよう
- サブ2より速いペースの練習を!
という順でお話を進めていきたいと思います。
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サブ2の練習はスタミナ作りから!
ハーフマラソンでのサブ2に向けた練習は、スタミナ作りから始めましょう。
初心者はまず走れる時間を伸ばしていきます。
サブ2の練習!初心者はどうするの?
ハーフマラソン初心者の練習は、ランニングができる脚作りからです。
スタミナをつけていきましょう。
普段のランニングの習慣がなければ、早歩きからのスタートで全然OKです。
早歩きのなかにランニングを混ぜていけば、気持ち良くランニングができるようになっていきます。
気持ちよく走れる時間を30分、60分と伸ばしていきましょう。
◆練習のコツはスピードを意識しないこと
初めはランニングのスピードは意識しないのがオススメです。
「絶対にこのタイムで走る!」
と気張り過ぎると、翌日は体がガチガチに固まっていたりします。
仕事をしていても、体が一日中苦しい状態に。
そんな体では、モチベーションは続きませんね。
走っていられる時間が次第に増えていくだけで、達成感は十分に得られます。
楽しみながらハーフマラソンのサブ2を目指す練習を続けましょう。
ハーフマラソン完走の練習!これでサブ2が見えてくる
長く走れるようになってきたら、そのままLSDトレーニングを。
LSDトレーニングとは、ゆっくりと長く走る練習です。
※LSD=LongSlowDistance、ロングスローディスタンス
1㎞あたりのペースは7~8分程度が目安で、9分でも良いでしょう。
このペースで2時間走れる体を目指しましょう。
ハーフマラソンを走り続ける地力をつけるのです。
このLSDトレーニングは全ての練習日に行う必要はありません。
練習時間の確保にゆとりのある休日で十分です。
サブ2のペースで練習をしよう
LSDの練習で、ハーフマラソンを走り切る地力ができました。
今度はハーフマラソンをサブ2のペースで走る練習です。
ペースを守って走りこむ練習はペース走と呼ばれています。
サブ2のペースってどれくらい?
ではまず、この練習のポイントとなるサブ2のペースについて見ていきましょう。
ハーフマラソンの距離21.0975kmを2時間で走るペースは、1kmあたり約5分41秒です。
ところがハーフマラソンのスタート時は、フルマラソンの時と同様に混雑します。
すぐに走り出せるわけでもありません。
このため、その分のロスを考慮して、1kmあたり5分30秒から5分20秒のペースで考えます。
- 5分30秒×21.0975km=約1時間56分2秒
- 5分20秒×21.0975km=約1時間52分31秒
このペースで繰り返し練習することで、体にサブ2のタイムで走るペース感覚を刻み込みます。
ペース走はハーフの約1/2の10㎞程度で良い
サブ2ペースで走る練習は、ハーフマラソンの半分までの距離で十分です。
10kmまでですね。
設定したペースをしっかり守り、サブ2のペースを体に染み込ませましょう。
◆ペース走のメリット
ペース走は、燃費の良い走り方を得るための練習でもあります。
ペースのアップダウンは、体力の消耗を招きます。
車の燃費といっしょですね。
ゴールまでもつスピードを維持できるペース感覚を身につけましょう。
レーススタート直後の暴走や、必要のない追い抜きなどの無駄を省きましょう。
サブ2より速いペースの練習を!
上の章では、ハーフマラソンのサブ2ペースを体に覚え込ませる練習を紹介しました。
この章では、サブ2ペースよりも速いスピードの練習を紹介します。
速いスピードの練習の目的は、ハーフマラソンの走行にゆとりを持たせることです。
レース走行中に、体力的にもメンタル的に余裕が生まれるのです。
サブ2よりも速いペース走
サブ2よりも速いペース走で練習しましょう。
5分を10秒~20秒程度で、普段のペース走よりも短い距離でOKです。
速いペース走の目的は、スピードをつけてサブ2の走りにゆとりを持たせることです。
長い距離を走る必要はありません。
また100m走の練習ではありませんので、猛烈なスピードを出すことも要りません。
レース出場を練習にする
レースで走ることを練習と捉えて出場するのもハーフマラソンに向けての練習になります。
これもスピード練習の一つと言って良いでしょう。
10kmや5kmのレースに積極的に参加すれば、スピードをアップする練習にもってこいです。
速いペース走を一人で練習するよりも、精神的に楽に体を追い込むことができます。
また、マラソンの大会に体も気持ちも慣れ、サブ2を目指す本番もスムーズに入れます。