牡蠣って美味しいですね。
牡蠣フライや鍋、生牡蠣やグラタンもいいですし、牡蠣ご飯も外せません。
でも・・・
牡蠣には食中毒のリスクが。
冬場はノロウイルスが流行してしまいます。
では、この牡蠣にあたってしまった時の症状は一体どういったものなのでしょうか?
症状を知り、ノロウイルスの全体像もお話していこうと思います。
- 牡蠣の食中毒の症状は?
- 牡蠣の食中毒の潜伏期間
- 牡蠣の食中毒!対処するには?
- 牡蠣の食中毒ってうつるの?
という順番でお伝えしていきます。
では、まずは牡蠣の食中毒の症状から一緒にみていきましょう。
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牡蠣の食中毒の症状は?
牡蠣の食中毒の症状は
- 嘔吐
- 寒気
- 強い腹痛と下痢
- 発熱
があげられます。
なんといっても、嘔吐や腹痛はとっても大変です。
ひたすら吐き続けますし、腹痛の痛みも最大級です。
嘔吐は1時間で収まる人もいれば、半日続く場合もあります。
これはノロウイルスの特徴として3日以内に回復していきます。
しかし、子供さんやご年配、内臓に病気を持っている方がそばにいれば要注意です。
うつることのないように気をつけないと、強い脱水症状を引き起こしかねません。
牡蠣の食中毒の潜伏期間
牡蠣の食中毒を起こすノロウイルスの潜伏期間は12時間から48時間です。
牡蠣を午前中に食べる機会は少ないでしょうから、食中毒の症状が出るのは翌日か翌々日に現れます。
牡蠣のなかに潜むノロウイルスはプランクトンについていたもの。
そのプランクトンが浮かぶ海水にノロウイルスを流しているのは、私たちの排水です。
牡蠣の内臓にたまったノロウイルスは牡蠣のなかでは増えません。
人間の体の中に入ったとたんに爆発的に増殖するのです。
最も少ない場合は、10個のノロウイルスの侵入で食中毒を起こす場合もあるほどです。
食中毒の症状がおさまってからもウイルスは体から拡散し続けます。
ですが、体調が回復した後もノロウイルスは最大で2週間以上も体内にいます。
ある意味では潜伏期間は長いとも言えますね。
一度感染した人は感染を広げないように対処しつづけましょう。
牡蠣の食中毒!対処するには?
ノロウイルスに対する薬はまだ出来上がっていません。
牡蠣の食中毒は、基本的にはしばらく安静にしていることで症状がおさまります。
嘔吐や下痢を繰り返すので体は弱っていきます。
そこで私たちがするべきことは・・・
対処1 脱水症状を和らげる
嘔吐や下痢は、体に脱水症状を起こします。
そこで体が失った水分や塩分、ミネラル分を補給してあげなければいけません。
補給にはただの水やお茶よりもスポーツドリンクが適しています。
ベストは経口保水液。
浸透力が違いますからね。
ただ、がぶ飲みするのではなく、一口ずつ飲んでくださいね。
牡蠣の食中毒の症状で弱った体は、そこまで一気に処理できません。
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対処2 栄養補給
牡蠣の食中毒が引き起こした嘔吐や下痢。
体からは栄養も奪っていきます。
内臓も疲れ切っているので、消化の良いものを食べましょう。
おかゆや雑炊、ほろほろに煮込んだうどんなどがオススメです。
揚げ物や、胃腸を刺激するような食べ物は控えましょう。
対処3 下痢止めは控える
激しい腹痛と下痢。
このとき、体はノロウイルスを外に出す作業をしています。
その場面で下痢止めを飲むのは控えましょう。
ウイルスが体に蔓延したままになってしまいます。
牡蠣の食中毒ってうつるの?
◆症状がなくても注意!
ノロウイルスは、感染していても症状がでていない場合があるんです。
ですので、周りに感染者がいた場合は要注意。
症状の出ていない感染者からもノロウイルスがうつることが多いのです。
◆空気感染
牡蠣の食中毒でノロウイルスに感染すると・・・
嘔吐物1g中には100万個、糞便1g中には1億個ものノロウイルスがいます。
実はこのノロウイルス、乾いた嘔吐物や糞便から空気中に飛散するのです。
ですのでトイレの掃除はしっかりとしなければいけません。
使い捨ての手袋とマスク、エプロンをして行います。
ドアノブや蛇口、手すりにもウイルスが付いて、うつるのでキレイにしましょう。
◆感染者は最後にお風呂
ノロウイルスで食中毒をおこしたら、お風呂の順番は最後にしましょう。
先に入ってしまうと、次の人が感染してしまう可能性があります。
浴槽にはつからない方がいいですね。
シャワーでウイルスを流し出しましょう。
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さいごに
牡蠣が美味しい冬場はノロウイルスの時期に重なります。
もし、生牡蠣を食べたい!
という時は体調のすぐれない日は避けてくださいね。
ちなみに
牡蠣の中心部が85℃になる時間が1分を超えればノロウイルスは活動できません。
熱湯では1分半、揚げ時間は180℃で4分が目安です。