ランニングの着地は、かかとを上手く使ってスムーズに体を前方に運びましょう。
体の力を抜き、一歩一歩を快適に!
この記事では
- ランニングの着地!かかとがブレーキになる!?
- 着地する足を引きつけよう!
- つま先で着地!?フォアフット走法とは
という順でお話ししていこうと思います。
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ランニングの着地!かかとがブレーキになる!?
ランニングの着地はかかとからが一般的となっています。
※つま先から着地するランニングフォームについては、最後の章でお話します。
かかとからの着地の場合、着地の度に大きなブレーキがかかる心配があります。
前方に伸ばしたランニングフォームになると、足がつっかえ棒になってしまうのです。
この着地のブレーキをできるだけ少なくするコツがあります。
それは着地前の足のつま先を上に向けないということです。
つま先からの着地を意識しすぎると、つま先が上に上がってしまい
「ガツン!」
と、着地したかかとが進行を妨げるのです。
また、着地の足を遠くまで伸ばし過ぎたフォームにならないように注意が必要です。
遠くまで伸ばした足は、自動的につま先が上を向いているのです。
足を回転させるイメージを持ちましょう。
足が車のタイヤのようになれば、ランニング時の重心移動が滑らかになるのです。
着地する足を引きつけよう!
ランニングで着地する時の足を、体に引き付けるようにして地面に接地させましょう。
すると着地の足がスムーズに地面を捕らえ、かかとがつっかえ棒ではなくなります。
あとは着地して捉えた地面を後方に押してやれば体はスムーズに進みます。
最後は、親指の付け根の部分で地面からリリースしましょう。
また、上下にピョンピョン跳ねるようなランニングフォームも着地に大きな衝撃を生みます。
上に飛ぶほど、地面に着地する時の衝撃が大きくなります。
さらに、前方に進んでいる体の進行方向を、上方向に変えてしまうのはもったいないです。
地面に着地してから前方に力強く踏み出す大きなエネルギーが必要ですね。
過剰な上下動は、前進するためのエネルギーをムダに使ってしまうのです。
つま先で着地!?フォアフット走法とは
ランニングフォームでは最近フォアフット走法というものが研究されています。
かかとではなくつま先で着地しようというものです。
つま先で着地し、アキレス腱やふくらはぎ等の力で進むのです。
つま先で着地するフォアフット走法のメリットは、かかと着地の時に発生しやすいブレーキがないことです。
逆にデメリットは、足首やふくらはぎ等への負荷が大きいことです。
このデメリットへの対策は、ふくらはぎの張りを乗り越え筋力アップすることです。
また足を引き付けながら流れるように着地する、これもフォアフット走法のコツです。
かかとからの着地と同じで、足への負担を軽減するのです。
人それぞれに体形、骨格が違います。
そのためランニングのベストフォームも人それぞれ。
快適なフォーム作りは、ムダな動きを削ぎ落としていくことも大きなポイントと言えますね。
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